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ニュースリリース

オハラ樹脂工業株式会社(更新認定)

日本生産で世界に楽勝する

オハラ樹脂工業株式会社 http://www.ohara-jk.com

代表取締役 尾原 慶則 氏

1947年樹脂加工の会社として創業。自動車のエンジン、アクセル、ブレーキ、燃料周りといった「安全を支える」重要部分に多く組み込まれる精密機能部品の樹脂射出成形加工が主力。それ故、要求される品質は自動車部品の中でも最高レベルのものとなる。また、樹脂用設備と金型の設計及び製作・販売、樹脂成形に関わる人財育成及び特定エンジニアの派遣までを行なっている。
その特徴・差別点は次の通り:

1. 量産における総合的な品質の維持管理手法「総合品質システム」を開発
樹脂の射出成形業界として、成形設備・金型・材料・周辺設備など単体での技術・精度の進化は頭打ち状態。また世界中どこでも射出成形できる時代となったため、先進国でビジネスとして成り立たせることが困難を極める。しかし、自動車業界に限っていえば、自動車の進化とともに、部品全体の見直しや世界共通化が進み、部品単体の精度と品質は高くなり、そのための管理も増加の一途を辿る。この顧客の要求とビジネスを両立させるには、量産において、不具合を発生させないような金型設計から作り込み、量産中の維持管理方法が必要になったため、全部をつなげた「総合品質システム」という独自の取り組み方法を行っている。

2. 世界シェア60%を誇る部品など高シェアの部品を製造
PPS樹脂製のシール部品が、世界シェアで60%を持っている。(2015年の世界自動車の生産台数:90,780,583台に対し、2015年のシール部品出荷合計数:329,520,310台、1台あたり4個か6個使用なので、6個として計算)その他にも、同社が不織布のインサート成形技術を初めて実現して供給している電気自動車用エアフィルター部品、ABS(アンチロックブレーキングシステム)装着車に使用されているフィルター、EPB(電子パーキングブレーキ)のケースマグネット、無切削のMIM(=メタル・インジェクション・モールディング)で生産する電磁弁リングシート、ディーゼル車に使用されているフィルター、トランスミッション調整弁用部品など、高いシェアを誇る部品を供給。

3. デジタル機器を組合わせた発生不具合シミュレーション
解析ソフト、3Dプリンター、非接触式計測器、サーモグラフィーカメラなどを活用して、設計の段階から、3Dプリンターで試作し、部品の量産段階で発生しうる不具合を事前に解析して修正を重ねる。試作用の金型を作らないプロセスのため、従来よりも早くて安い試作を実現。量産開始までの期間を大幅に短縮している。

国内での量産という環境が厳しくなる中で、このように最新の機器と工夫によって世界中の同業者と渡り合える生産管理方法を編み出している同社に、我が国製造業が勝ち残る道筋を垣間見ることができる。

2017年2月更新



オハラ樹脂工業株式会社
代表取締役 尾原 慶則 氏
愛知県名古屋市
電話 052-692-2115
URL http://www.ohara-jk.com